好きなもの目録 その129とその160のおまけ

■おまけ
「好きなもの目録 その129 恐怖の頭脳改革」
「好きなもの目録 その160 タルカス」
のおまけのようなもの……。


NHK-FMで『ベストオブクラシック』

モルゴーア・クァルテット結成25周年記念コンサート

弦楽四重奏曲 ト短調 作品10 - クロード・ドビュッシー
タルカス - キース・エマーソン、グレッグ・レイク / 荒井 英治
悪の教典#9 - キース・エマーソン、グレッグ・レイク / 荒井 英治
ジムノペディ 第1番 + ジムノペディ 第2番 + スティル…ユー・ターン・ミー・オン + 平和 - エリック・サティ + グレッグ・レイク + ロバート・フリップ / 荒井 英治

モルゴーア・クァルテット
東京・浜離宮朝日ホール
2017年6月28日収録

を聴いたっす。


モルゴーア・クァルテットは、
ショスタコーヴィチの全15曲の弦楽四重奏曲を演奏するために1992年秋に結成。
翌年6月に第1回定期演奏会を開始し、
2001年1月にショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全曲演奏を完了した後も、
ボロディンやバルトークの弦楽四重奏曲全曲演奏など精力的に活動を続け、
2017年が結成25周年の年。
メンバーは、
第1ヴァイオリン:巻 真紀
第2ヴァイオリン:別府 司
ヴィオラ:家森 諭高
チェロ:世吹 すずめ
「モルゴーア」とはノストラダムスの大予言で「恐怖の大王」を意味する言葉。
……それは、「アンゴルモア」だろがっ!
「モルゴーア」とはエスペラント語で「明日の」を意味する言葉で、
メンバーも違うし……、本当は、
第1ヴァイオリン:荒井 英治 (日本センチュリー交響楽団首席コンサートマスター)
第2ヴァイオリン:戸澤 哲夫 (東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター)
ヴィオラ:小野 富士 (NHK交響楽団ヴィオラ奏者)
チェロ:藤森 亮一 (NHK交響楽団首席チェロ奏者)
――です。

前半のドビュッシーの「弦楽四重奏曲」は、
ラヴェルの「弦楽四重奏曲」と並んで傑作として頻繁に演奏されている。
後半の「タルカス」「悪の教典#9」は、
1970年代に活躍したプログレッシブ・ロック・バンド、
ELPの楽曲を弦楽四重奏にアレンジしたもの。
私はプログレのことをよく知らないんすが、アナウンサーの田中奈緒子さんによると
「プログレッシブ・ロックというのは、
1970年代に一世を風靡したロック音楽のジャンルの一つで
プログレと略称で呼ばれることもあります。
プログレッシブ――つまり進化したロックを目指した音楽です。
社会や政治に対するメッセージ性も強く、クラシック音楽からの影響も受け、
演奏に20分以上もかかる長大な作品も少なくありません。
グループとしては、キング・クリムゾン、ジェネシス、ELPなどです――」
とのこと、勉強になるっす。

クラシック音楽に興味を持って本格的に聴き始めたのが、
ELP (エマーソン、レイク&パーマー)と、
『のだめカンタービレ』に影響されたからという、
にわかでミーハーな私なんですが、
NHK-FMの『ベストオブクラシック』はよく聴いてるっす。
でも、弦楽四重奏やピアノ独奏とかの室内楽はあまり聴かず、
(ソリストの力量によって演奏に当たり外れがある感じがして……)
管弦楽の方をよく聴くっす。
それも交響曲などは、モーツァルトはあまり聴かないけど、
ブルックナーやショスタコーヴィチなら絶対聴くっていう偏重傾向。

プログレにはチェンバー・ロックっていうジャンルがあって、
ヘンリー・カウ、ユニヴェル・ゼロ、アート・ゾイド (アール・ゾイ)とか、
もろチェンバー・ミュージックのジュルヴェルヌなど、
プログレと室内楽は親和性が高いんすが、
「タルカス」「悪の教典#9」の弦楽四重奏へのアレンジはけっこう良い感じ。
ELP は三人で迫力ある音を出(演奏を)していたんで、
人数の多いオーケストラ版「タルカス」より、
弦楽四重奏の方が緊張感と疾走感を感じるかな。
今年とか『今日は一日“プログレ”三昧』があるのかわからないっすが、
ライブゲストでモルゴーア・クァルテットが呼ばれてもおかしくないような……。

モルゴーア・クァルテットの荒井英治は
十代の頃からプログレッシブ・ロックに影響を受け、
2010年を過ぎる頃から、次第に(演奏会の)プログラムにも荒井自身の編曲による
プログレッシブ・ロックの作品が加わるようになり、
ついには2012年の結成20年を期に、ほとんどプログレだけの演奏会を行うようになった
――とのこと。

アンコール曲の
「ジムノペディ 第1番 + ジムノペディ 第2番 + スティル…ユー・ターン・ミー・オン + 平和」
は、荒井英治が2016年に亡くなった(キース・)エマーソンを偲んで
サティの「ジムノペディ」などを取り混ぜて編曲した作品。
――とのことなんですが、
「スティル…ユー・ターン・ミー・オン」は、
ELP の『恐怖の頭脳改革』の曲でグレッグ・レイクの作詞・作曲。
「平和」は、
キング・クリムゾンの『ポセイドンのめざめ』の曲でグレッグ・レイクのボーカル。
――なんで、選曲からいって(グレッグ・)レイクを偲んでいるのでは?

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