好きなもの目録 その257 涅槃交響曲

NHK-FMの『クラシックの迷宮』で、黛敏郎没後20年ということもあり放送された
「黛敏郎のカンタータ「悔過(けか)」~NHKのアーカイブスから~」
を聴いたのでメモ。

このブログの2010/05/29と2012/04/06の(削除した昔の)記事の再編を――

私は、日本の作曲家の中では武満徹より黛敏郎の方が好き。
黛敏郎は、ストラヴィンスキー、伊福部昭、ジャズなどの影響を受けているみたいで、
ストラヴィンスキー、伊福部昭、ジャズは私も好きなんで合うのかな。
なんか武満徹は高尚すぎてとっつき辛い感じが……。
NHK-FMの日曜午後に放送されていた
『サンデークラシックワイド』の最終回では、
黛敏郎の「古事記」と「金閣寺」が登場!
軽く聴き流してたんですが「KOJIKI」が凄く良かったっす。
「カルミナ・ブラーナ」とかが好きな人にお勧め。
クラシックを聴かなかった頃は、こんな長時間オペラとか放送して
いったい誰が聴くんだ、どーせ年取った爺さん婆さんくらいだろ。
誰も聴かないのに、番組枠と番組予算の無駄。
――とか思ってたんですが、自分がクラシックとかオペラを聴くようになると
貴重な番組だったと気付かせる。
続いているモノ(文化)を一度止めちゃうと、
(前と同じように)復活させるのが凄い難しい。失って大切さがわかる。
私の好きな囲碁番組(タイトル戦)とかもテレビ放送が縮小される方向みたいだし、
時代は軽薄なモノ、流行のモノ、お金のかからないモノへと流れているのかな。
クラシックとか囲碁とか、理解出来れば、
これほど面白くて長く(一生)楽しめるものないのに……。

NHK-FMの『シンフォニー・コンサート』「~新・音楽の未来遺産より~」を
オーケストラ版「タルカス」を目当てに聴いたんすが、
私的には黛敏郎の「BUGAKU」が良かったなぁ。
日本のクラシック・現代音楽の作曲家って伊福部昭、武満徹くらいしか知らないんですが、
(※今はもう少し知っています)
その中でも黛敏郎は好きなんですよ。
日本の電子音楽の先駆者で、数々の映画音楽を手掛けてるし、
溝口健二監督の『赤線地帯』の奇妙な電子音とか好きなんですよ。
なにより黛敏郎で、黛をマユズミって読むってことを憶えたし……うそ、じゃなくて本当。


んで、「カンタータ 悔過」は高尚過ぎてあれ(法要・聲明そのまんま)なんで、
まだ聴きやすい「涅槃交響曲」を目録に。


標題:黛敏郎の涅槃交響曲

分類:音楽>クラシック / 現代音楽>管弦楽 / 合唱

■題名:
涅槃交響曲
NIRVANA-SYMPHONY

作曲:
黛 敏郎
TOSHIRO MAYUZUMI

作曲年:1958年

指揮:
岩城 宏之
HIROYUKI IWAKI

演奏:
東京都交響楽団
TOKYO METROPOLITAN SYMPHONY ORCHESTRA
東京混声合唱団
TOKYO PHILHARMONIC CHORUS

録音年:1995年

製作国:日本

評価:保留

■曲目:
『「涅槃」交響曲』
『NIRVANA-SYMPHONY』
01. I カンパノロジーI
_____I CAMPANOLOGY I
02. II 首楞巌神咒
_____II SU RAMGAMAH
03. III カンパノロジーII
_____III CAMPANOLOGY II
04. IV 摩訶梵
_____IV MAHAPRAJNAPARAMITA
05. V カンパノロジーIII
_____V CAMPANOLOGY III
06. VI フィナーレ
_____VI FINALE

『奈良法相宗薬師寺聲明「薬師悔過」』
『BUDDHIST CHANT OF YAKUSHIJI TEMPLE (YAKUSHIKEKA)』
07. I 散華
_____I SANGE
08. II 梵音
_____II BONNOO
09. III 錫杖
_____III SHAKUJOU
10. IV 請呪願
_____IV KOUSHUGAN
11. V 称名悔過 (前段)
_____V SHOUMYOUKEKA
12. VI 称名悔過 (後段)
_____VI SHOUMYOUKEKA
13. VII 唱名号
_____VII SHOUMYOUGOU
14. VIII 祈請
_____VIII KISHOU
15. IX 大懺悔
_____IX DAISANGE
16. X 牛玉加持行道
_____X GOOUKAJIGYOUDOU

演奏:法相宗大本山薬師寺僧侶

散華頭:松久保 伽秀

梵音頭:村上 太胤

錫杖頭:安田 暎胤

■ひとりごと:
私が涅槃って用語を初めて知ったのが、
沖雅也の「おやじ涅槃で待つ」だったっす。
ニルヴァーナが涅槃って意味だと知ったのが、
カート・コバーンのニルヴァーナだったかな。
涅槃と自殺って何か関係が……死への憧れとか?


■題名:カンタータ「悔過」

作曲:黛 敏郎

指揮:岩城 宏之

演奏:
現代音楽祭室内管弦楽団
大阪放送合唱団

録音年:1963年

製作国:日本

評価:保留

■曲目:不明

■内容:
1963年9月5日、京都現代音楽祭の初日、世界初演の録音。
奈良の薬師寺の花会式の「悔過」の儀式に基づく作品(音楽)。
『奈良法相宗薬師寺聲明「薬師悔過」』をほぼ模写している。
「悔過」は、過ちを悔い改めて罪に塗れた自分をまっさらに戻す儀式(法要)。
「悔過」の法要として奈良仏教に残るのは、
東大寺の修二会(お水取り)と薬師寺の花会式。
日本の伝統は、奈良時代の方が平安時代よりも良いと黛敏郎は考えていた。
カンタータ「悔過」は、柴田南雄へ影響を与えている。
黛敏郎と薬師寺の人達(橋本凝胤や高田好胤)との交流が政治的・社会的運動へ繋がる。
(片山杜秀談)

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