好きなもの目録 その210 ピンク・フロイドの狂気

NHK-FMの『夜のプレイリスト』を聴きながら寝たり、
録音したのを翌朝以降に聴いてるんですが、
ルー大柴さんがパーソナリティーの週で、
『若葉のころ~ベスト・オブ・ビー・ジーズ - ビー・ジーズ』
『ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン - シルヴィ・ヴァルタン』
『ロックン・ロール - ジョン・レノン』
『ベスト・オブ・ウォーカー・ブラザーズ~孤独の太陽 - ウォーカー・ブラザーズ』
『ベスト・オブ・モンキーズ (GREATEST HITS) - モンキーズ』
えのきどいちろうさんがパーソナリティーの週で、
『元気です。 - よしだ たくろう (吉田 拓郎)』
『満足できるかな - 遠藤 賢司』
『シングル・マン - RCサクセション』
『バレリーナ - 井上 陽水』
『気分 - 憂歌団』
寺田康彦さんがパーソナリティーの週で、
『岡林信康の世界 《第2集》 - 岡林 信康』
『COBALT HOUR (コバルト・アワー) - 荒井 由実』
『ナウ・アンド・ゼン - カーペンターズ』
『アウトランドス・ダムール - ポリス』
『プレジャードーム (ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム) - フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド』
などが放送されて、
私が好きだったり、興味のあるアーティストやバンドなんで
「好きなもの目録」に何か書こうかな……とも思ったんすが面倒くさくて。
しかしっ!
伊藤なつみさんがパーソナリティーの週で、
『狂気 - ピンク・フロイド』
が放送されたので、さすがに何か書くっす。

でも面倒くさいので、
このブログの2008/11/15と2008/12/27と2009/01/17と2010/01/18などの(削除した昔の)記事の再編っす。

プログレッシブ・ロックを(好きで)聴いている人に、
何(バンドやアルバムなど)が好きか訊いて、
ピンク・フロイドの『狂気』――。とか答えたら、
ミーハーやニワカだとバカにされそうっすが、
極論すれば、
キング・クリムゾン、イエス、エマーソン、レイク&パーマー、ジェネシス、
そしてピンク・フロイドの主要アルバムだけを聴いてるだけでプログレは十分っす。
マニアックでマイナーなプログレや、自分好みのB級なプログレや、
イギリス以外のプログレなど、手広く深く漁っても、
結局、クリムゾン、イエス、ELP、フロイドに戻ってきて落ち着くっす。

上記の五つのバンドが五大プログレ・バンドと言われている(日本だけかな?)んすが、
ここ日本ではプログレといえば、
キング・クリムゾンかピンク・フロイドというほど
(極一部で)この二バンドの知名度と人気が突出してます。
実際、音楽を聴いたことがなくてもバンド名は知っているとか。
(『ジョジョの奇妙な冒険』などの影響かな)
でも、海外では圧倒的にピンク・フロイドの知名度と人気があって、
キング・クリムゾンってマイナーなんですよ。
海外では意外とジェスロ・タルの知名度と人気がある。(日本は逆)
ピンク・フロイドって、プログレっていう狭いジャンルを超越して、
ロック、ポップスっていう広いジャンルで有名なんすよ。
(大きなハサミで小魚を爆音攻撃する新種のエビの名前になるくらい)

ピンク・フロイドって他の五大プログレ・バンドと全く違っていて、
同じプログレってジャンルとは思えない音楽性をしております。
人脈的な繋がりも、クリムゾン、イエス、ELP、ジェネシスはあるのに、
ピンク・フロイドってほとんど無いっす。
(ソフト・マシーンとは仲良かったみたいですが……)
なんていうか音的にも孤高の存在っていうか、
クリムゾン、イエス、ELPはテクニックばりばりなのに、
フロイドのメンバーは味はあるけどテクニックがあるってわけじゃないし、
ジェネシスみたいにカリスマ・ボーカリストがいるわけじゃないし、
(シド・バレットいたけど、すぐいなくなったし)
プログレ界では異端。

そんなピンク・フロイドですが人気、影響力は途方も無いです。
初期の『神秘』『ウマグマ』などのトリップ・サイケ的な音は
ジャーマン・ロックに影響を与えたし。

私がピンク・フロイドの名前を知ったのは、
洋楽を聴き始めた中学生くらいの頃かなぁ。
同じ洋楽好きのクラスメイトが、
「ピンク・フロイドは凄い!」みたいなこと言っていたような記憶。
私は、『ベストヒットUSA』で
「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」のミュージック・ビデオを観たり、
FMラジオなんかでピンク・フロイドの曲を少しは耳にしたと思うんですが、
まったく興味を引かなかったなぁ。
その頃って、ノリの良い、わかりやすい曲の方が好きだったから。
それから時間が経ち、プログレを聴き始めた頃、
ピンク・フロイドのアルバムを持っている先輩から
『ATOM HEART MOTHER』
『THE DARK SIDE OF THE MOON』
『WISH YOU WERE HERE』
『ANIMALS』
などの輸入盤CDを借りて聴いたんですけど、
キング・クリムゾンやイエスでプログレに嵌りだした私には、
その全然方向性が違う音楽に、
なんかマッタリとした緊張感の感じられない雰囲気がして、
その時は、あまりピンク・フロイド良いとも思えず、
『狂気』を数回聴いて、他のアルバムは1回サラッと聴いただけで、
すぐCDを返しちゃったんですよね。
後に自分でCD買って、何度も聴くうちに、
その素晴らしさに気づくことになるんですが……。
いつも気づくの、理解するの遅いからなぁ、私は。バカだから……。

ピンク・フロイドを聴くようになって、私はサイケ好きなんで
『夜明けの口笛吹き』は一発で気に入ったんですが、
他のアルバムは、キング・クリムゾン、イエス、ELPに比べて
最初はあまり良さがわからなかったんすが、何度も聴いてるうちに心の奥底に響くというか、
心象風景を描いたような曲とか、ゆったりとリラックスできる曲とか、
しんみりと考えさせる曲が多くて、
他の五大プログレ・バンドに無い特別なモノがあるのがわかり好きになりました。
あとプログレには珍しくブルースギターなんすよねデヴィッド・ギルモアが。
普通プログレってジャズとかクラシック、
または民族音楽や現代音楽系のサウンドなんすが、
フロイドは音響は凝ってますがブルースロックが基本なんだと思います。
それがアメリカで受けた理由かなぁ。

一時、FEN(Far East Network:極東放送。今は AFN らしい)を聴ける地域に住んでいて、
BGM代わりに聴いていた頃、
ピンク・フロイドの「マネー」がしょっちゅう流れていたんですよね。
(あとドアーズの「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」とか)
アメリカ人は「マネー」がそんなに好きなのか……。
とレジスターのSEを聴く度に思いました。
なんかピンク・フロイド好きだよなぁ、アメリカ人は。
バカで陽気なイメージのアメリカ人の、ダーク・サイド、心の奥底に響くのか?
はたまたトリップ・ミュージックとして聴いているだけなのか?

『狂気』は長い期間バカ売れしたプログレのアルバムってだけで驚異!


標題:ピンク・フロイドの━▲∈狂気∋▼━

分類:音楽>洋楽>ロック>プログレ

■題名:
THE DARK SIDE OF THE MOON
狂気

名前:
PINK FLOYD
ピンク・フロイド

メンバー:
ROGER WATERS
ロジャー・ウォータース
DAVID GILMOUR
デヴィッド・ギルモア
RICHARD WRIGHT
リチャード・ライト
NICK MASON
ニック・メイスン

ミュージシャン:
CLARE TORRY
DORIS TROY
LESLEY DUNCAN
DICK PARRY


エンジニア:
ALAN PARSONS
アラン・パーソンズ

アートワーク (デザイン):
HIPGNOSIS (STORM THORGERSON)
ヒプノシス (ストーム・ソーガソン)

発表年:1973年

製作国:イギリス

評価:S ★★★★★★

■曲目:
01. SPEAK TO ME
_____スピーク・トゥ・ミー
02. BREATHE
_____生命の息吹き
03. ON THE RUN
_____走り回って
04. TIME
_____タイム
05. THE GREAT GIG IN THE SKY
_____虚空のスキャット
06. MONEY
_____マネー
07. US AND THEM
_____アス・アンド・ゼム
08. ANY COLOUR YOU LIKE
_____望みの色を
09. BRAIN DAMAGE
_____狂人は心に
10. ECLIPSE
_____狂気日食

『LIVE AT THE EMPIRE POOL, WEMBLEY, LONDON 1974』
『1974年にウェンブリーで行われた『狂気』のライブ音源』

『THE DARK SIDE OF THE MOON EARLY MIX (1972)』
『1972年アラン・パーソンズがエンジニアを務めた『狂気』のアーリー・アルバム・ミックス (未発表)』
01. BREATHE (IN THE AIR)
02. ON THE RUN
03. TIME
04. THE GREAT GIG IN THE SKY
05. MONEY
06. US AND THEM
07. ANY COLOUR YOU LIKE
08. BRAIN DAMAGE
09. ECLIPSE

■雑記:
『狂気』のレコーディング期間は半年に及び、
あまりに長期にわたって作業を続けたため、
メンバーとアラン・パーソンズが正常に音を判断できない状態に陥っており、
外部の人間の意見を仰ぎたいということでクリス・トーマスが招かれた。
(※Wikipedia からの要約)――らしいっすが、
こんな私も、プログレやサイケなどのアルバムを連続で聴いたり、
曲のバージョン違いを何曲も連続で聴いたりしていると、
どれが良くて、どれがあまり良くないのか判断できなくなってくるっす。
どれも良いように思えるし、どれも良くないように思えてくるっす。
プロの編集者が就かない同人作家の作品みたいなもんで、
第三者のフィルター(耳や目)を通していないと、
一人勝手な自己満足なモノしかできないっす。

『カウボーイビバップ』の「道化師の鎮魂歌」の東風の洗脳改造シーンで、
「ON THE RUN」がトランス風にアレンジされて使われていたんすが、
『COWBOY BEBOP CD-BOX』を持っている先輩から
ブックレットを見せてもらったんですけど、
「ON THE RUN」と曲名は書いてあっても、
ピンク・フロイドのピの字も書いてなかったなぁ……。
作曲者の GILMOUR、WATERS、のGもWも無かったなぁ……。
曲の一部分ならクレジット無しでいいのかなぁ……と思ったっす。
(昔のことなんで、今はどーなっているのか知らない)



『夜のプレイリスト』でかかった『狂気』は、
伊藤なつみさんが持ってきたアナログレコードみたいなので、
少しプチプチとノイズ音がするんすが、(音飛びもあったかな)
私が聴き込んでいるデジタルCDとはなんか音が違う。
特に後半(B面)の「マネー」~「狂気日食」は、
CDではあまり意識しない(聴こえてこない)音が聴こえるような気がする。
ミックスが違うのか?(プラシーボ効果かな)

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