好きなもの目録 その353 三木聡の転々

以前に観て面白かった邦画を観直してるんすが、
三木聡監督の『亀は意外と速く泳ぐ』が、
けっこうシュールで面白かった記憶だったんすが観直したら
あまり笑えず……。
『図鑑に載ってない虫』は、前に観た時は凄い期待してたら
なんかスベりまくって(ギャグが空回りして)いて嵌れなかったんすが、
観直したらやっぱなんかクスリ(サロンパス)でもやってないと笑えない感じで……。
んでんで、私が観たことのある三木聡映画作品の中で一番好きな
(ドラマでは『熱海の捜査官』が好き)
『転々』を観直したら……やっぱ面白かったので目録に。


標題:三木聡の転々は意外と図鑑に載ってない

分類:映画>邦画>コメディ

■題名:
亀は意外と速く泳ぐ
図鑑に載ってない虫

監督・脚本:三木 聡

音楽:坂口 修

出演:
岩松 了
ふせ えり
松重 豊
村松 利史
森下 能幸
嶋田 久作

(※『亀は意外と速く泳ぐ』)
上野 樹里
蒼井 優
岡本 信人
要 潤
緋田 康人
温水 洋一
松岡 俊介
水橋 研二
伊武 雅刀

(※『図鑑に載ってない虫』)
伊勢谷 友介
松尾 スズキ
菊地 凛子
水野 美紀
高橋 恵子 (関根 恵子)
佐々木 すみ江
新屋 英子
三谷 昇
笹野 高史
渡辺 裕之
山崎 一
志賀 勝
田中 哲司
片桐 はいり
つぐみ
播田 美保
清水 萌々子
吉原 拓弥
ペ・ジョンミン (裵 ジョンミョン)
廣川 三憲
ノゾエ 征爾
菅 登未男
いか 八朗
マメ 山田
園 子温


発表年:
2005年
2007年

製作国:日本

評価:
B ★★★△
C ★★◎

■雑記:
『亀は意外と速く泳ぐ』
片倉スズメ(上野樹里)は、存在感が薄いのが悩みの主婦で
夫は単身赴任でいない。
平凡な自分と違う傍若無人な産まれた時からの親友・扇谷クジャク(蒼井優)に
いつも振り回されている。
ある日、スズメは偶然スパイ募集のチラシを発見し応募すると採用される。
某国からの指令を待っている
クギタニシズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)のスパイ夫婦に
目立たないように生活するよう指南を受けるスズメだったが、
川で溺れた加東先輩(要潤)の息子を助けたり注目を浴びてしまう。
公安の中西(伊武雅刀)や福島(嶋田久作)が動き出し、
現地の協力員・水道屋(緋田康人)にマークされたスパイ達に捜査の手が伸びる。

まぁ、存在感が無いスズメは水道屋にも忘れられ安全なんで、
スパイのクギタニ夫婦とラーメン屋(松重豊)と豆腐屋(村松利史)とベンチばばあが
公園のベンチ下の地下へ逃亡して普通の日常に戻るんすが。
(北の工作員っぽいし、案外、ベンチ下の地下道は
『図鑑に載ってない虫』の日朝海底トンネルに通じているんじゃ……)
イケメンの加東先輩がカツラなんすが、
2000年前後のコメディ映画やテレビドラマ『トリック』など
カツラネタが必ずあるんすが
今だったら髪の毛が少なくなった男性たちに配慮するだろうなぁ。

『亀は意外と速く泳ぐ』を最初に観た時は、けっこう面白く感じたんすが、
その前に『スウィングガールズ』や『のだめカンタービレ』なんかを観て
上野樹里は面白いっていう思い込みがあったからかも。
まぁ、当時は笑えたモノが今の感覚ではあまり面白くなくなっただけかな。


『図鑑に載ってない虫』
俺(伊勢谷友介)は、雑誌黒い本の編集長(水野美紀)から
死んでも蘇る死にモドキを探して服用し
その臨死体験をルポとして書くように依頼される。
変人のエンドー(松尾スズキ)を誘い
手掛かりの真島(松重豊)を追うが行方不明。
同じく死にモドキを探している黒幕の部下(嶋田久作)から依頼され
ヤクザの目玉のおっちゃん(岩松了)と手下のチョロリ(ふせえり)
が俺に絡んでくる。
途中道連れになったサヨコ(菊地凛子)と共に
死にモドキを求める道中は不可解なことばかり……。

畳み掛ける小ネタやシュールなギャグの連続で、
ある意味、三木聡の集大成的な作品だと思うけど
極北までいっちゃってるので、
嵌る人には最高だろうけど、嵌らない人には最低でつまらない。
伊勢谷友介が主演なんで、死にモドキって大麻の隠語なんじゃ……。うそ
伊勢谷友介もサロンパスを吸ってれば捕まらなかったのに。
『熱海の捜査官』にも登場するチュッパチャップスさん(新屋英子)とかは好き。



■題名:転々

監督・脚本:三木 聡

原作:藤田 宜永

音楽:坂口 修

出演:
オダギリ ジョー
三浦 友和
小泉 今日子
吉高 由里子
岩松 了
ふせ えり
松重 豊
岸部 一徳
広田 レオナ
石井 苗子
平岩 紙
村崎 真彩
横山 あきお
鷲尾 真知子
石原 良純
笹野 高史
風見 章子
ブラボー 小松
ペ・ジョンミン (裵 ジョンミョン)
宮田 早苗
麻生 久美子


発表年:2007年

製作国:日本

評価:A ★★★★○

■内容・雑記:
竹村文哉(オダギリジョー)は、大学8年生で本当の親はおらず借金をしている。
ある日突然、借金取りの福原愛一郎(三浦友和)が文哉のアパートに押し入り
借金の返済を強要する。
その後、借金返済の当てのない文哉に
なぜか福原は自分と東京を散歩すれば借金はチャラの上に百万をくれるという。
不審に思う文哉だったが背に腹は変えられないので従うことに。
散歩に付き合っているうちに、
福原が妻を殺してしまい自首するために霞ヶ関の警視庁を最終目的地にしていて、
シャバでの最後の食事はカレーと決めていることを知る。
福原とただならぬ関係っぽい麻紀子(小泉今日子)の家に泊まり、
その姪ふふみ(吉高由里子)も入れ四人は温かい家族のように触れ合い、
文哉は子供の頃に家を出て行った父親を福原に重ねる。

『図鑑に載ってない虫』では、やりすぎってほど小ネタが満載だったんすが、
『転々』は、ハートウォーミングな話に適度に小ネタが挟んであって観易い。
文哉の初恋の人・尚美(平岩紙)が綾波レイのコスプレをしている。
絵描きの鏑木(広田レオナ)が関わり合いになりたくないヤバさ満点のメンヘラ。
私が吉高由里子を初めて認識したのが『転々』のふふみだったと思うんすが、
キャピキャピした演技をすると声とか動きがシノラー(篠原ともえ)っぽくて面白い。
オダギリジョーが主役だからか、
『時効警察』の三日月しずか(麻生久美子)がちょっとだけカメオ出演。
岸部一徳を街で見かけると良い事があるらしい。
国松(岩松了)と仙台(ふせえり)と友部(松重豊)が会話してるだけで
やっぱ三木聡作品だなっていう安心感がある。

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