好きなもの目録 その362 ルネ・ラルーのファンタスティック・プラネット

「好きなもの目録」を始めた頃から、
ルネ・ラルーの『ファンタスティック・プラネット』
を取り上げようと思ってたんすが後回しになっていたので、
十年以上ぶりに観直してみたっす。

『シン・ウルトラマン』が、2021年初夏の公開予定だったのが延期みたいっすが、
『ファンタスティック・プラネット』を初めて観た時、
巨人のドラーグ族がウルトラマンで、オム族が人類に思えたんすよ。
実際にウルトラマンが人類と一緒に生活していたらオム族みたいな扱いなんだろうなぁ。
ウルトラマンから人類を見たらペットや保護動物を害獣から守っている感覚かな。
『プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル』を観たんすが、
庵野監督はアニメに対する情熱や執着などの全てを
『新世紀エヴァンゲリオン』の旧劇場版で出し切っていて、
『エヴァ』の二番煎じになるから、もうアニメ(に興味は無さそう)は制作したくなさそう……。
新しいことを始めるための制作環境や資金のために
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を始めたけど、
持ち前の凝り性(完璧主義)のため制作が長引いたって感じかな。
庵野監督は岡本喜八や実相寺昭雄や市川崑などの映画とかの実写のレイアウトを
アニメに引用するのが上手いんすが、
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、自分(庵野監督)の中にあるモノを全て捨てて
一からレイアウトを探しているのは凄いと思うけど、
途轍もなく時間が掛かるし、良いレイアウトが見つかるかわからないし、
昔の偉人(天才や秀才や職人)達が苦労して作り上げたモノから
アイディアやヒントを得るのは悪いことではないし、
オマージュが得意な人がそれを止めて独自に何かを発想するのは難しいと思うけど。
庵野監督に、もう一本くらいアニメ作品を作ってもらいたいけど無理そうかな。
私は庵野監督の実写作品(『ラブ&ポップ』『式日』)がけっこう好きなんで、
特撮や実写映画の方で面白い作品を作ってもらえれば――。


標題:ルネ・ラルーのファンタスティック・プラネット

分類:アニメ>海外アニメ>SF

■題名:
LA PLANETE SAUVAGE
FANTASTIC PLANET
ファンタスティック・プラネット

監督・脚本:
RENE LALOUX
ルネ・ラルー

脚本:
ROLAND TOPOR
ローラン・トポール

音楽:
ALAIN GORAGUER
アラン・ゴラゲール

発表年:1973年

製作国:
フランス
チェコスロバキア

評価:S ★★★★★☆

■雑記:
惑星イガムでは、巨人のドラーグ族と小人のオム族がいた。
ドラーグ族の子供達がオム族の母子を遊びで苛めていると母は死んでしまう。
そこに通りかかったドラーグ族の少女ティバが子供を拾いテールと名付けペットにする。
逃げられないように首輪を嵌められたテールは成長し、
ティバと一緒にテールも遠隔受信機で学習し知恵を付けると隙を見て逃げ出す。
野生のオム族と合流したテールは、持ち出してきた遠隔受信機でオム族を進歩させ、
オム族駆除に乗り出したドラーグ族に対抗する。

とにかく、映像というかその世界観、異形の創造性に驚愕するっす!
なんかドラーグ族の体の模様とかウルトラマンっぽいんすよ、
『真夜中のカーボーイ』で、テレビで『ウルトラマン』が映る場面があるんすが、
当時の欧米でもウルトラマンが知られていたのかな?
短編の「かたつむり LES ESCARGOTS」とか、
『ウルトラQ』のナメゴンやゴーガを連想するんすが、
案外、ルネ・ラルーは『ウルトラQ』『ウルトラマン』を観てるのかも。うそ

セル画とは違うパステル調の色彩が良い。
話や世界観が諸星大二郎みたいかな。
『進撃の巨人』はよく知らないんすが、
『GANTZ』のカタストロフィで、巨人族に捕まった小島多恵とか
『ファンタスティック・プラネット』っぽいかな。


■題名:
LES MAITRES DU TEMPS
TIME MASTERS
時の支配者

監督・脚本:
RENE LALOUX
ルネ・ラルー

脚本:
MOEBIUS (JEAN GIRAUD)
メビウス (ジャン・ジロー)

音楽:
CHRISTIAN ZANESI
クリスチャン・ザネシー

発表年:1982年

製作国:
フランス
ハンガリー

評価:B ★★★☆

■雑記:
惑星ペルディドで車を爆走させるクロードと息子のピエール。
事故り父は死に一人残されるピエール。
ピエールを救出するため宇宙船ダブルトライアングルズ22号の艦長ジャファールと、
同乗していたマトン王子とベル王女が惑星ペルディドに向かう。
途中で愉快な老人シルバードや妖精を伴い……。

ネタバレなんすが、
時の支配者のせいで、可愛いピエールが
な、なんと実は老人のシルバードだったというとんでもないオチ。
シルバードは自分自身に教わった曲を歌っていたのか……。

メビウスの世界観(デザイン)とかは良いんですが、
『ファンタスティック・プラネット』と比べると
キャラがセル画?になっているので普通の海外アニメかな。
日本のアニメに慣れていると話しの展開や人物の動きなんかが
まったりとしてスローな感じ。


■題名:
GANDAHAR
LIGHT YEARS
ガンダーラ

監督・脚本:
RENE LALOUX
ルネ・ラルー

デザイン:
PHILIPPE CAZA
フィリップ・カザ

音楽:
GABRIEL YARED
カブリエル・ヤレド

発表年:1987年

製作国:
フランス
北朝鮮

評価:B ★★★★

■雑記:
理想郷ガンダーラが、人工生命体メタモルフにより未来から送り込まれた
機械人間メタルマン軍団に攻められ、あら大変!
アイル・ビー・バック

ガンダーラの国はなんか、河童の王国とか
『リュウの道 - 石森章太郎』のミュータント(畸形)とかを西洋風にした感じかな。
メタルマンは、なんか黒いアイアンマンみたい。
巨大なカニ?やゴジラみたいなのも登場する。
『時の支配者』同様、キャラがセル画になっているので普通の海外アニメ。
話しの展開や人物の動きなんかがまったりとしてスローな感じ。

好きなもの目録 その361 金井勝の無人列島

「フフフフフフ……」尼僧の黒い微笑

ここ最近(三ヶ月くらい)、
「好きなもの目録」に、平成の邦画ばかり取り上げているんすが、
本当は昭和の邦画の方が好きっす。
昭和の邦画は好きなものが多くて手が回らないんすが、
一年くらい前に観て衝撃を受けた前衛映画
金井勝監督の『無人列島』を目録に。

1960~1970年代の自主制作映画や実験映画や前衛映画
『白日夢 (1964年) - 武智 鉄二』
『薔薇の葬列 - 松本 俊夫』
『鉄輪 - 新藤 兼人』
とか、勅使河原宏や寺山修司なんかは、
わからないところもあるけどなんか面白いんすが、
『荒野のダッチワイフ - 大和屋 竺』
とか、若松孝二や足立正生なんかは、
低予算なんで荒唐無稽で女性のヌードやレイプなどの
衝撃性や暴力性で誤魔化している感じがして
あまり面白いと思えないんすが、
そんな作品の中で『無人列島』は映像が面白いし、
イデオロギーや性的なメタファーがなんか異様で面白いっす。
内容は全然わからないけど……。


標題:金井勝の無人列島

分類:映画>邦画>前衛

■題名:無人列島

監督・脚本:金井 勝

脚本:
山崎 佑次 (※美術)
富田 雪

出演:
串田 和美
佐沢 博
竹田 都
新井 純
伊東 満智子
金平 ミサ
河西 都子
大方 斐紗子
浅川 鮎子
渡辺 ルミ
佐藤 博
村松 克巳
樋浦 勉
坂本 長利
青木 一子
永田 智
松葉 正男
上条 順次郎
加藤 好弘
佐藤 重臣
岩田 信市

発表年:1969年

製作国:日本

評価:A ★★★★☆

■内容・雑記:
逃亡していた日出国(串田和美)は、村の駐在(佐沢博)に捕まり、
ボコボコにされ憔悴しきった状態で教会に連れ戻される。
教会地下の尼僧達による審問会で有罪になった日出国は
白衣の尼僧(河西都子)に鞭打たれ、
女の淫欲と母の子宮の中にいるような状態から逃れると
辿り着いたバラック集落で背中から男の子を産みシャム双生児のようになる。
河原で青年(樋浦勉)が白衣の尼僧に虐殺され鶏を奪われるのを目撃したり、
背中の子供が「ねずみの嫁入り」を読むことにより知識を得て大人に成長し
日出国に反抗するようになる。
日出国はその自分の半身(村松克巳)が邪魔になり殺すことにより自信を取り戻すと、
新聞を美しく貼ることに使命を感じている夫(坂本長利)と
そのことに疑問を感じている妻(青木一子)の住む団地に大家として押し入る。
単純な仕事に疑問を持った団地の妻を日出国は犯し刺殺すると、
団地の妻から五人の畸型児(ゼロ次元)が産まれる。
日出国は畸型児達に追われながら国会議事堂に向かい、
角棒を振り回し立ち塞がる畸型児の一人を刀で切り倒し国会に乱入する。
そこは大衆演劇の舞台のような場所であり、
白衣の尼僧が現れ、日出国に刀を振り回し民衆を扇動するように促す。
乗せられ跳ね上がった日出国は(原爆により)白衣の尼僧に殺され偽りの平和が訪れる。
何を言っているのかわからねーと思うが
私も何を観せられたのかわからなかった……、
頭がどうにかなりそうだった……。うそ

日出国(ひでくに)の名前は、日出ずる国、日本の暗喩だと思うけど、
尼僧達の審問会は極東国際軍事裁判で、白衣の尼僧はアメリカかな。
白衣の尼僧が河原で青年を虐殺するのはベトナム戦争、
西しか向けない日出国と東しか向けない顔に痣がある男のシャム双生児は
東西冷戦とか右翼や左翼のイデオロギー対立のことかな。
背中のシャム双生児を殺した日出国が急に男らしくなり三島由紀夫っぽくなる。
団地の夫婦の食事場面で金嬉老事件の金嬉老のインタビューが流れる。
団地の夫が目の前で妻が日出国に襲われているのに、
そんなことより新聞貼らなきゃ……と現実逃避するのが日本人的。
団地の妻から畸型児が産まれてくる時の音楽が「君が代」だったり、
河原での白衣の尼僧と青年が戦闘している時の音楽がカントリー・ミュージック?だったり、
日出国が民衆を扇動している時の音楽が
ジェームス・ブラウンの「パパズ・ガット・ア・ブランド・ニュー・バッグ」。
雪原から始まり雪原で終わる、
まわりまわって、ねずみの嫁入り的なループ構造になってる。

螺旋階段で白衣の尼僧が日出国を鞭打つ場面とか、
日出国が黒い微笑で団地を見下ろす場面とか、
畸型児達の奇妙な踊りとか映像を観ているだけで面白い。

畸型児達を演じているのは
『にっぽん'69 セックス猟奇地帯 - 中島 貞夫』や
『薔薇の葬列』にも出ている
前衛パフォーマンスアート集団「ゼロ次元」の人達。

好きなもの目録 その360 湯浅弘章の志乃ちゃんは自分の名前が言えない

なんか私は、
『下妻物語 - 中島 哲也』『花とアリス - 岩井 俊二』とかの、
女性(少女)二人組みの女性バディものの作品が好きみたいなんで、
(認めたくないけど、自分の好みは自分自身ではよくわからないっす……)
ホラー映画を観て荒んだ心を癒すため
『ワンダフルワールドエンド - 松居 大悟』『少女邂逅 - 枝 優花』
『累 -かさね- - 佐藤 祐市』
そして『さよならくちびる - 塩田 明彦』
とか観てたんすが、『さよならくちびる』から
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない - 湯浅 弘章』
をなんとなく連想して、
『志乃ちゃんは――』前に観た時けっこう面白かった印象があったので、
一年以上ぶりにまた観返したっす。

『さよならくちびる』は、
ハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)のインディーズの女性ギター・デュオ
しのかよ……じゃなくてハルレオが解散ライブツアーを通じ
自分達の関係を見つめ直し新たな旅立ちをする話かな。
作詞・作曲をハルがやっていてレオは添え物って感じの
サイモン&ガーファンクル的な関係にレオがコンプレックスを感じてるんすが、
ホール&オーツのジョン・オーツ的な立場で良いと思う。
ハルはガチレズ勢なことに悩み、
ローディー兼マネージャー兼サポート・ミュージシャンのシマ(成田凌)は
元バンドマンで、ハルのことが好きだけど、ハルはレオのことが好きで、
レオはシマのことが好きっていう三角関係。
門脇麦と小松菜奈は女優にしては歌が上手いかな、
特に門脇麦は上手いと思うんすが、
本職ではない俳優が歌手やギタリストなんかの役で演奏する場面とか観ると、
私はなんか恥ずかしくなっちゃうんすよ。
あと、サイケ好きとして印象に残ったのが、
レオがレコード店で手に取ったアルバムをシマに訊ねるんすが、
『THE END OF THE GAME - PETER GREEN』
を取り上げてるっす。

『累 -かさね-』は、
漫画をちょっとだけ読んだことあるけど詳しい内容は憶えていないっす。
自分の醜い顔とキスした相手の顔を交換する作用がある口紅を使って
女優として生きる淵累(芳根京子)の話なんすが、
交換する相手が丹沢ニナ(土屋太鳳)なんで、
外見上ほとんど土屋太鳳がメイン。
私は土屋太鳳が苦手で、
芳根京子は『チャンネルはそのまま!』『コタキ兄弟と四苦八苦』なんかの
コメディ演技が好きだし、演技力がある方だと思うんすが、
『累』は、土屋太鳳の演技が凄いです。
土屋太鳳をあまり好きじゃない人も『累』を観れば
土屋太鳳を見直すかも。
顔がニナの累が演出家の烏合零太(横山裕)と初体験したとか軽く話すんすが、
演劇(リハーサル)と現実が混ざった映画なんで、
烏合の赤ちゃんを妊娠したと思い込んだ累が
フォークやナイフを自分の股に突っ込みかき回し血だらけになり
赤ちゃんがいないの……と迫り烏合が変死する事件とか
ニナが昏睡している間にあったんだろうなぁ……それは『喰女 -クイメ-』。
ホラー映画を観ていた後遺症が残ってたっす。
口紅を使い切ったら、他に在庫があるのか?


標題:加代ちゃんは自分の作詞が歌えない

分類:映画>邦画>青春映画

■題名:志乃ちゃんは自分の名前が言えない

監督:湯浅 弘章

原作:押見 修造

脚本:足立 紳

音楽:まつき あゆむ

挿入歌:
あの素晴しい愛をもう一度
翼をください
世界の終わり (※THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
青空 (※THE BLUE HEARTS)

出演:
南 沙良
蒔田 彩珠
萩原 利久
小柳 まいか
池田 朱那
柿本 朱里
中田 美優
蒼波 純
山田 キヌヲ
奥貫 薫
渡辺 哲

発表年:2018年

製作国:日本

評価:C ★★☆

■内容・雑記:
大島志乃(南沙良)は、人前だと上手く話すことが出来ず(吃音症で)悩んでいる。
高校入学をきっかけに友人を作り楽しい学校生活を夢見ていたが
最初の自己紹介で失敗し最悪の状態に陥り
クラスにいてもいなくても誰も気にしない、ぼっち状態になる。
校舎裏で一人で昼食を食べていると、
同じクラスの岡崎加代(蒔田彩珠)が通りかかるのを見かけ後をつけると
加代は一人で音楽を聴いていてノリノリ。
盗み見しているのがバレ、加代は去ってしまうが、
自転車置き場で志乃が倒した自転車が加代に当たり、
そのことを謝ろうとするが上手く言葉が出ない。
話せないなら書けばいいと加代からメモ帳を貰った志乃は
「おちんちん」の一発ギャグでなんとか加代と仲良くなる。
加代の家に遊びに行った志乃は、加代がギターを弾くことを知り、
何か歌ってくれとせがむ。
笑わないことを条件に弾き語りを始めた加代のあまりの音痴っぷりに
志乃は思わず笑ってしまう。
バカにされたと思い怒る加代から絶交された志乃はある日の放課後、
街で加代を見かけストーカー。
カラオケ店に入ろうとした加代は、そこで中学のクラスメイトとばったり再会し、
音痴をバカにされる。
そこに割って入った志乃により加代の旧友は逃げ、
二人はカラオケをすることに。
志乃が歌はスムーズに歌え美声なことに驚いた加代は
二人でコンビを組み学園祭に出ようと提案。
ユニット名をハルレオ……じゃなくて、しのかよと決めて
路上ライブで経験値を積んでいたら、
そこに偶然クラスメイトの菊地強(萩原利久)が通りかかり
二人がしていることがバレてしまう。
クラスで浮いている菊地が強引に志乃と加代の二人の中に入り込もうとするのに
拒否感で不登校になる志乃。
そのまま、志乃と加代の仲は離れていき、
学園祭には加代が一人で出場する。
そこで加代は志乃に対する思いを歌い、それに呼応して
志乃は自分の心の叫びをあげる。

普通の明るい青春映画だったら、
志乃と加代と菊地のバンドが学園祭で注目を浴びてみんなの見る目が変わる。とか
菊地が身を引いてしのかよ復活。とか
学園祭で志乃の気持ちを知った加代と仲直り。とか
『心が叫びたがってるんだ。』みたいに、
志乃が普通に話せるようになる。とかになるんだろうけど、
原作(漫画)の最後がどーなってるのかわかりませんが、
二年生になってクラス替え?で志乃と加代は別々のクラスに別れ疎遠になり、
加代は一人作曲に勤しみ、
菊地は一人校舎裏で昼食を食べる孤独の便所飯、
そして志乃に新しい友人が出来て終わり。っていう
なんかシリアスな最後っす。
学校とか最初が肝心で、そこで失敗すると友達グループに入れず、
そのまま暗い学校生活を送ることになっちゃう。
自分の居場所が無い菊地がしのかよの中に入りたいのはわかるんすが……。

志乃が自己紹介で言葉に詰まった時に
「お、お、お、お、お……、おさむちゃんです!」
「お、お、おむすびが食べたいんだなぁ」
とかボケてればクラスの人気者に……ならないだろうなぁ。
菊地のボケにも反応無くてしらけてたし。

志乃が話せなくなった原因は、子供の頃はお喋りだったが、
お城(ラブホテル)から父が他の女と出てきたのを母に告げ口したせいで両親が離婚になり、
それから話すと腹が痛くなる呪いにかかったから。うそ
大人になった志乃と加代は偶然バイト先のクリーニング工場で再会し、
女性ギター・デュオしのかよを結成。
ローディーの菊地と共に全国ツアーをやるようになるっす。うそ

私はクールで音痴な岡崎加代役の蒔田彩珠の方が好みなんすが、
大島志乃役の南沙良は鼻水を垂らす熱演してます。



2021年冬ドラマは、
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』を第1話で挫折、
『俺の家の話』を第三話までで挫折して、
『天国と地獄 ~サイコな2人~』くらいしか観てないんすが、
日本人は『転校生』『君の名は。』なんかで人格入れ替わりに慣れているせいか、
望月彩子(綾瀬はるか)と日高陽斗(高橋一生)が入れ替わっていること
を打ち明けられても素直に受け入れる人物ばかりなのが逆にファンタジー。
『天国と地獄』で春に『ドラゴン桜(第2シリーズ)』がやるのを知ったっす。
『ドラゴン桜』は漫画を昔に読んだことあるんすが、
そーいえばドラマの『ドラゴン桜(第1シリーズ)』2005年放送を観たことあったけ?
と予習を兼ねて観てみたっす。
桜木建二(阿部寛)が弁護士だった設定を完全に忘れていて
東大専門の予備校講師と思い込んでいたっす。
ストーリーは原作(漫画)がもともと面白いし、
龍山高校理事長の龍野百合子(野際陽子)とかコメディで面白いんすが、
なんといっても2000年代の長澤まさみが最高!
新垣結衣の存在感が薄い……ってな感想かな。
大人になると高校の時に、もっと勉強しておけばよかった……と後悔するっす。
でも『ドラゴン桜』のは勉強というより東大限定の試験対策って感じで
あまり納得いかないんすが、
やりたいことは東大に入ってからいくらでも出来るってことかな。
付け焼刃だと大学に入った後の授業についていくのが大変だと思うけど。
龍山高校の特別進学クラスと普通のクラスで授業料は変わらないと思うので、
特別講師が付きっ切りで教えてくれる特進クラスは凄いお得だと思うけど。
『ドラゴン桜(第2シリーズ)』2021年放送予定には
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
で大島志乃役の南沙良も生徒役で出るみたいっす。

好きなもの目録 その359 松居大悟のワンダフルワールドエンド

ニュージーランドで強い地震が三回……。
自然災害には抗えないけど警戒しましょう。

「好きなもの目録」に、中田秀夫監督の『リング』を取り上げようと、
私は積極的にホラー作品を観ない(嫌いではない)のに、
『仄暗い水の底から』とか観直していたんすが、食傷気味になって、
『世界でいちばん長い写真 - 草野 翔吾』
『少女邂逅 - 枝 優花』
松居大悟監督作品とか観て気分転換していたら、
『リング』(中田秀夫監督作品)関係の記憶が曖昧になる……。
『少女邂逅』は少女蚕だった……何を言っているのかわからねーと思うけど。

松居大悟監督作品は五年くらい前に
『スイートプールサイド』を観たけど内容はうろ覚えっす。
『アフロ田中』『男子高校生の日常』あたりはまだ
よくある邦画の普通のコメディ映画って感じなんすが、
原作モノではない自身が脚本も手掛けた
『ワンダフルワールドエンド』『アイスと雨音』
とかは商業的というよりアート寄りかな。


標題:アフロ松居大悟の日常は行方不明

分類:映画>邦画

■題名:ワンダフルワールドエンド

監督・脚本:松居 大悟

音楽・出演:大森 靖子

出演:
橋本 愛
蒼波 純
稲葉 友
利重 剛
町田 マリー

発表年:2015年

製作国:日本

評価:C ★未確定
(C だからといって評価が低いわけではありません)

■内容・雑記:
早野詩織(橋本愛)は、ゴスロリ好きの女子高生でモデル(地下アイドルっぽい)
をしているがそれほど人気が出ない。
そんな詩織を崇拝している女子中学生の木下亜弓(蒼波純)が家出をし
詩織の同棲先の川島浩平(稲葉友)のアパートに転がり込んでくる。
仕事も恋愛も上手くいかない詩織は自暴自棄になり爆発するが、
亜弓だけは慕ってくれて詩織の心の支えになる。
そんな亜弓も母親(町田マリー)の元に連れ戻され、連絡も一切取れなくなる。
行き詰まった詩織は芸能事務所も学校も辞めて実家に帰ろうとするが
そこにゾンビが現れ……。うそというかほんと

『さんかく - 吉田 恵輔』みたいな男一人に女二人の三角関係の話かと思ったら、
さよなら、男ども。って感じで、彼氏をボコボコにする百合映画でした。
後半はファンタジー描写が混じっていて、
詩織と亜弓のアバターが着ぐるみになって登場したり、
ベランダに放置された浩平がゾンビになってたりします。
(いったい何日放置されていたのか?
『洗礼 - 楳図 かずお』の埋められた母親並みに時間が経っていると思うけど。
まぁ、実際には普通に生活してたんだろうけど)
亜弓の母親が鍋に顔をつけるとこが見所。うそ
橋本愛の珍しい可愛い系の演技が見れる。


■題名:アイスと雨音

監督・脚本・出演:松居 大悟

音楽・出演:MOROHA

出演:
森田 想
田中 怜子
田中 偉登
青木 柚
紅甘
戸塚 丈太郎
若杉 実森 (若杉 凩)
門井 一将
利重 剛

発表年:2018年

製作国:日本

評価:C ★未確定
(C だからといって評価が低いわけではありません)

■雑記:
下北沢の演劇の聖地・本多劇場で上演予定の
サイモン・スティーヴンスの戯曲『MORNING』の出演者に
オーディションで選ばれた無名の新人六人の男女。
上演一ヶ月前から稽古に励むが一週間前に公演中止を突然
プロモーター(利重剛)から告げられ、現実を受け止められない。
上演予定日に劇場に集まった六人はスタッフの制止を振り切り舞台に上がる。

一ヶ月間の出来事を想(森田想)を主軸にワンカットの映画になってる。
途中まで、普段の会話や状況は普通の画面で、
戯曲を演じている時は上下が狭い画面に変わる。
『1917 命をかけた伝令』とか、一部分だけど
『カミュなんて知らない』『カメラを止めるな!』とかと同じワンカット映画なんで、
『アイスと雨音』っていう内容がわからないタイトルより、
『演技を止めるな!』とかにすれば……二番煎じでダメかぁ。
映画マニアの監督とかワンカット映画が好きそうっすが、
私はワンカットとかの拘りは映画の面白さにあまり関係ないと思うし、
映像が動きまくるステディカムとかより
フィックス(固定)画面の方が観やすくて好き。

松居大悟監督はアイスが好きなのか?
『アフロ田中』や『アズミ・ハルコは行方不明』の警官(加瀬亮)とかアイス喰ってる。
『ワンダフルワールドエンド』の芸能事務所社長・月山卓巳(利重剛)と
『アイスと雨音』のプロモーターは同一人物だと思う。うそ
『ワンダフルワールドエンド』の大森靖子、
『アイスと雨音』の MOROHA、
(『私たちのハァハァ』は観たことない)
などミュージシャンを劇中に使うのが松居監督の特徴なのかな。